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猛暑日にガス給湯器のリモコン設定温度以上のお湯が出てしまう問題を解説

給湯器トラブル

異常な暑さが続く日本列島。
こんな時によくあるのが「ガス給湯器のリモコン設定温度以上の熱いお湯が出る問題」

この症状は、夏期(特に35℃以上の猛暑日)の入水温度が高い場合に発生しやすい現象です。
そして、この症状はほとんどの場合、故障ではありません。

入水温度とは
お湯の蛇口を開けた時に、給湯器の中に水が流れる時の温度です。
ちなみに、ガス給湯器は以下の流れで水からお湯を作ります。
①お湯の蛇口を開けると給湯器の中に水が流れ水流スイッチが入る
②燃やすための空気を取り込むためにファンが回り空気を送る
③点火をするためのプラグがスパークする
④ガスを送り着火してお湯が出る

対策

まずは水栓をチェック。いっぱいまで開いていますか?

開いている場合

先述した通り、給湯器は、お湯の蛇口を開け水が流れると点火する構造になっています。
水温が高い場合でも、最小能力で燃焼するため、リモコンの設定温度が低い場合は、設定温度以上のお湯が出ることがあります。
水温が下がった夜間などにお湯の温度が正常になるか確認してみてください。
それでもお湯が熱い場合には、故障の可能性もあります。

開いていない場合

水栓をいっぱいに開けてください。お湯の量を増やすと設定温度に近づけることができます。
お湯の量を増やしても設定温度にならない場合は、水温が高くなる夏季に発生しやすい現象と考えられます。
混合水栓やサーモ付き水栓をお使いの場合は、水を混ぜてお使いください。

入水温度のめやす

・夏  約25℃
・春秋 約15℃
・冬  約 5℃

入水温度が30℃、出湯量が5リットル/分の場合、出湯温度はリモコンの設定温度にかかわらず約45℃となります。
出湯量を10リットル/分にすると、出湯温度は約37.5℃(リモコンの設定温度がそれ以上の場合は、リモコンの設定温度)になります。

参考:ノーリツ「教えて!夏の給湯機器

故障かな?と思ったらガス会社に相談

もし上記の対策をしても直らない場合は、ガス給湯器の故障が考えられます。

お取り引きのガス会社に相談してみましょう。