お盆の家族会議で知っておくべき!実家売却で失敗しない不動産会社の選び方

お盆の家族会議

お盆休みに実家へ帰省し、久しぶりに家族が集まると話題にのぼりやすいのが、「実家の今後」や「将来の相続」についてです。

「そろそろ親の施設入居を考えたい」
「親が亡くなった後の実家はどうする?」

といった会話が出たとき、多くの方が「とりあえず不動産会社に相談してみよう」と考えます。しかし、知識のないまま1社だけに査定を依頼すると、相場より数千万円も安く安買いされてしまうリスクがあります。

今回は、お盆の家族会議で押さえておきたい「実家売却・相続の出口戦略」と、損をしないための不動産会社選びのポイントを分かりやすく解説します。

記事の信頼性
監修者:毎日リビング株式会社 代表取締役・宅地建物取引士 上野 健太
不動産業者としての実務経験を活かし、売主の立場で記事を監修しています。
このサイトから多数の査定依頼を受けています。(NHK・経済誌の取材実績も)

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なぜお盆のタイミングで「実家の話」をしておくべきなのか?

実家の相続や売却について、親が元気なうち(または意識がはっきりしている間)に話しておくことには大きなメリットがあります。

  • 空き家放置による維持費・固定資産税の無駄を防げる
  • 施設入居一時金や老後資金の目途が立ち、親も子も安心できる
  • 兄弟・親族間での認知ズレや将来の遺産分割トラブルを回避できる

特に「実家を売却して老後資金に充てる」という選択肢を考える場合、売り方(仲介か買取か)によって手元に残る現金が大きく変わってきます。

【実例】不動産会社の言い値を信じて「3,000万円」損しそうになった話

実際によくあるのが、急な施設入居や実家整理で「とにかく早く現金化したい」と焦り、不利な条件で契約してしまうケースです。

ある80代の女性と50代の甥のケースでは、施設入居費用を作るために馴染みの業者へ実家マンションの売却を相談しました。しかし、業者から提示されたのは「相場(1億円)の7割である7,000万円での買い取り」でした。

提示会社査定額(市場価格)売却提案内容
最初に相談したA社約1.0億円自社買取:7,000万円
相見積もりをとったC社約1.0億円仲介売却:1.0億円(相場通り)

甥が不審に思い、急遽他の不動産会社へ相見積もりを依頼したところ、結果的に仲介で売り出すことで最初の買取提示額より3,000万円も高く売却することができました。

不動産会社は「買い取ってリフォームして再販売する」ことで大きな利益が得られるため、顧客に対して安易に「買い取り」を勧めてくることがあります。1社の言い値を鵜呑みにするのは非常に危険です。

参考:【実例】不動産買取の査定額に2,000万の差?損しない仲介・買取の選び方

お盆休みに家族で共有しておきたい「失敗しない3つの鉄則」

今回のお盆休みで「実家をどうするか」という話が出たら、ぜひ以下の3つを家族で共有しておいてください。

1. 「仲介」と「買い取り」の違いを理解しておく

時間的猶予があるなら、相場価格で高く売れる「仲介」を第一選択にしましょう。

「数日以内に現金が必要」「近所に知られずに処分したい」など特殊な理由がない限り、安易に買い取りを選ぶ必要はありません。

2. 必ず複数の不動産会社から相見積もりをとる

地元の不動産屋や1社だけの査定で決めてはいけません。必ず3社以上の相見積もりをとり、査定額の根拠(周辺の取引事例や需要)をしっかり比較しましょう。

3. 高齢の親だけに任せず、子世代がサポートする

高齢の親御さん一人だと、「親切にしてくれたから」「プロがそう言うなら」と不利な条件で契約してしまうことが多々あります。子世代や親族が一緒に査定に立ち会うことが最大のリスクヘッジになります。

まとめ:「現在の資産価値」を知ることから始めよう

実家の相続や売却は、実際に相続が発生してから動くと、名義変更の手続きや税金の支払期限などに追われ、冷静な判断ができなくなります。

お盆休みで家族が集まっている今だからこそ、「今、実家はいくらで売れるのか?」という正しい資産価値(相場)を把握しておくことが、後悔しない相続・売却の第一歩です。

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