優秀な営業マンを「本気」にさせる、売主のたった一つの振る舞い

優秀な営業マン

不動産売却の成否は、会社選び以上に「担当者があなたのためにどれだけ本気で動くか」で決まります。

しかし、多くの売主が勘違いをしています。営業マンに対して「お客様は神様」として振る舞ったり、逆に機嫌を伺ったり……。実は、そのどちらも正解ではありません。

今回は、不動産営業マンのスイッチを入れ、彼らに「この物件だけは絶対に高値で決めたい!」と思わせる、禁断のコントロール術を明かします。

上野 健太
毎日リビング(株) 代表取締役 / 宅建士
上野 健太
現場の裏側を知る不動産のプロとして、売主様が不利にならないための「実戦的な戦術」を惜しみなく公開しています。
NHK・経済誌 取材実績一括査定アドバイザー

 

営業マンが最も恐れるのは「無知な客」ではなく「基準のある客」

優秀な営業マンほど、売主が「何も知らない素人」だと確信すると、心のどこかで「コントロールしやすい」と舐めてかかります。
逆に、彼らが最も背筋を伸ばすのは、次のような振る舞いをする売主です。

「私はあなたの会社の看板ではなく、
あなたの『相場分析の精度』と『成約までの戦略』を見ています」

最初からこう突きつける売主を、営業マンは無視できません。
彼らにとってあなたは「ただの客」から「自分の能力を評価するシビアな上司」のような存在に変わるのです。

本気にさせる「たった一つ」の振る舞い:あえて他社の名前を出す

営業マンに「火」をつける最短ルートは、「競合の存在」を具体的に意識させることです。媒介契約を結ぶ前でも後でも、この一言が劇的な効果を発揮します。

「実は、〇〇不動産の担当者さんも非常に熱心な戦略を持ってきてくれました。でも、私はあなたの『あの提案』に賭けてみたいと思っているんです」

このように、「競合の具体名」を出しつつ「あなたを特別視している」と伝えるのです。

これが、彼らの承認欲求と競争心に火をつけ、「この売主の期待を裏切るわけにはいかない」という強烈な動機づけになります。

営業マンを「動かす」最強のキラーフレーズ

媒介契約後、案内(内見)が少ない時期や、価格交渉が入った時に使ってほしいフレーズがあります。これだけで、彼らの動きの「優先順位」が変わります。

「もし今回、納得のいく高値で成約させてくれたら、次に不動産を動かす時も、私の知り合いの相談も、すべてあなたを指名させてもらいます」

不動産営業マンにとって、単発の成約以上に価値があるのは「将来の確実な案件(リピートと紹介)」です。

この一言で、あなたは彼らにとって「一回きりの客」から「守り抜くべき一生のビジネスパートナー」へと昇格します。

結論:売却は「心理戦」である

不動産売却を成功させるのは、システムでもAIでもありません。結局は、現場で動く「人間」です。

営業マンを本気にさせ、自分に有利な条件を引き出す。この「プロを使いこなす技術」こそが、最終的に数百万円の手残りの差となって現れます。

あなたは「いい客」で終わりますか?それとも「プロを本気にさせる賢い売主」になりますか?

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