「オール電化住宅でも【乾太くん】は使える?」
「ガス衣類乾燥機【乾太くん】について詳しく知りたい」
こんな悩みにお応えします。
最近は、花粉・PM2.5・黄砂の影響で洗濯物の外干しに抵抗がある方が多くいらっしゃいます。一戸建て住宅にお住まいの方はプライバシーも気になるのではないでしょうか。
また、共働き・子育て世帯にとっては毎日が時間との戦い。その中でも洗濯は特に時間のかかる作業ですよね。
そんな方に重宝されているのが、今回ご紹介するガス衣類乾燥機【乾太くん】
衣類乾燥機が自宅にあれば、雨天時はもちろんすぐに乾かしたいものがあるときにもこれ一台で時短できます。
イメージは、自宅にコインランドリー。
今回は、この乾太くんがオール電化住宅に設置できるかについて詳しく解説していきます。
\福岡のオール電化住宅限定/
オール電化住宅でも【乾太くん】は使える!
早速結論から言います。
オール電化住宅でも乾太くんは使えます。電力契約もオール電化プランのままでOKなんです。
ただ、ガス契約・ガス配管工事という必須条件がありますので、以下より詳しく解説していきます。
オール電化住宅で【乾太くん】を使うにはガス契約が必須
オール電化住宅でも乾太くんが使える条件はガス契約です。
そして、ガスは以下の2種類があります。
- 都市ガス
- LPガス(プロパンガス)
都市ガスとは
都市ガスは、その名の通り主に都市部で使われています。代表的な都市ガス会社は、東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガスです。
道路等の地下に張りめぐらされた導管を通じてガスが供給されています。液化天然ガス(LNG)や国産の天然ガス等が主な原料です。
LPガス(プロパンガス)とは
LPガスは、建物ごとにガスボンベを設置し供給されます。主に都市ガスが通っていない地域で利用されていますが、災害時の復旧が早いことから都市ガスが通っている地域でも利用されることが多くなってきています。
弊社はこのLPガスを販売している会社です。
プロパンが主成分のためプロパンガスとも呼ばれています。他にも、ブタンが主成分のもので主に工業用の燃料・都市ガス用の原料として使われているブタンガス等を総称してLPガスと呼んでいます。
乾太くんのメリット
冒頭でも簡単に説明しましたが、乾太くんの主なメリットは以下の5つ。
- 外干しから解放される
- プライバシーが保護される
- 家事が時短できる
- タオルがふわふわになる
- ペットの毛がキレイに取れる
①外干しから解放される
乾太くんの便利なところは、衣類を外干しする手間が省けるところです。洗濯物を外に干さずに乾燥できて手間も省けます。
シーツや毛布などの大きな洗濯物がある時は干す場所が不要なので、乾太くんの真価が特に発揮されます。
また、雨の日に室内干しするときの嫌な生乾き臭からも解放されます。
②プライバシーが保護される
最近ニュースでも多く見かけるストーカー問題。洗濯物を外に干すことに抵抗を感じている方も多くいらっしゃいます。
乾太くんなら外干し不要で安心です。
③家事が時短できる
乾太くんの最大のメリットは、家事の時短。洗濯した後の洗濯物をそのまま乾燥機に入れるだけでいいので、干す手間が省けます。
一般的な家庭なら乾太くんで乾燥すると約1時間程度と短時間で仕上がります。全自動洗濯乾燥機を使っている家庭で一日2回洗濯する場合、約5時間もの時短になります。
④タオルがふわふわになる
↑画像でも一目瞭然。乾太くんで乾かしたタオルと、干して乾かしたタオルの大きな違いはこのふわふわ感です。
⑤ペットの毛がキレイに取れる
洗濯だけではなかなか取れないペットの毛。乾太くんなら天日干しより約85%削減できます。
また、ドラム式洗濯機で乾燥するとペットの毛でフィルターが詰まってしまい、洗濯機の故障原因にもなります。
乾太くんのメリット(番外編)
災害時にガスが使える
間接的なメリットになりますが、乾太くんを設置するためにガスを引いたことによって、災害で停電になった際にも電源が不要なガス機器(ガスコンロ・ガスストーブ等)なら使用できます。
最近では、能登半島地震でも大規模停電が起きガスの重要性が再認識されています。
いずれ発生すると言われている南海トラフ大地震。この機会に電気とガスの併用で防災意識を高めておくことも重要です。
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乾太くんのデメリット
メリットがあればデメリットもある乾太くん。
主に以下の5つがあげられます。
- 設置費用がかかる
- ガス管の引込み・ガス代がかかる
- 設置場所をとる
- 洗濯物が縮むこともある
- 運転音・匂いが気になることがある
①設置費用がかかる
乾太くんはとても性能が高く、人気のある家電のひとつ。当たり前ですが、設置するにもコストがかかります。
本体のメーカー希望小売価格は、スタンダード3kgタイプで120,010円、大きめの8kgタイプで193,490円(いずれも税込)となっています。
少し割り引いて購入できても、実際には本体だけで10~15万円程度になります。
②ガス管の引込み・ガス代がかかる
乾太くんはガス乾燥機なので、もちろんガス栓の引き込み・設置等のガス配管工事が必要です。
特に都市ガスの場合は、道路から宅内への引込み工事も必要なので、10~20万円ほどの費用が掛かります。(ご自宅の状況によります)
LPガスの場合は、ガス会社によっては無償で配管工事してくれるところもありますが、ほとんどが貸与契約となるため十分な説明をしてもらいましょう。
また、都市ガスもLPガスも毎月基本料金や従量料金が発生するので割高に感じるかもしれません。
しかし、わざわざ車でコインランドリーに行って時間・手間・ガソリン代を使うことを考えると、割高になるとは限りません。
コインランドリーとの差で言うと、乾太くんは家族専用で使えるので衛生面も気になりません。
③設置場所を取る
乾太くんは、洗濯機の上に架台を置き設置することが一般的です。洗濯機の付近に乾太くんを設置するのが理想的ですが、ご自宅の設計上、洗面所にガス栓がつけれない場合もあります。また、壁に穴を開けて排湿筒を通す工事が必要になります。
戸建ての場合は、ベランダに設置する方も多くいらっしゃいます。その場合は排気筒は不要になることがほとんどです。
新築の場合には、乾太くん設置を建築会社に希望すれば最適な提案をしてくれますが、既築の場合には希望の場所に設置できないこともありますので、事前にガス会社に確認してもらいましょう。
また、LPガスの場合は屋外にガスボンベを設置する場所が必要となります。
④洗濯物が縮むこともある
ガス乾燥機の乾太くんに限らず電気乾燥機でも言えることですが、温風で乾燥するので少なからず衣類が縮みます。
とくにウールやニットは縮みやすいので乾燥機にかけないように注意しておきましょう。
⑤運転音・匂いが気になることがある
乾太くんの設置場所と隣家との距離が近い場合は、乾太くんの排湿管から出る運転音が気になりストレスを与えてしまう可能性があります。
心配な時は、運転音が標準より小さいマイルドコース機能付きのデラックスタイプを選ぶ、遅い時間帯の乾太くんの利用を避ける等の対策が必要となるかもしれません。
また、運転音と同様、洗濯洗剤や柔軟剤の匂いも排湿管から排出されます。近隣との距離や風の流れによっては、匂いの強い洗濯洗剤や柔軟剤の使用を避ける必要があるかもしれません。
その他のデメリット
高気密住宅で室内に乾太くんを設置する場合、換気方法について検討しなければならない場合があります。新築の高気密住宅の場合は設計段階で解決できますが、既存の高気密住宅の場合は特に注意が必要です。
また、現在はほぼ廃止されていますが、火災保険で「オール電化割引」が適用されている場合があります。その場合は、乾太くん設置前にそのまま適用されるか保険会社へご確認ください。
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10年ぶりのフルモデルチェンジ!さらに進化する乾太くん
あまり知られていませんが、乾太くんのデビューはさかのぼること1992年。改良に改良を重ね10年ぶりのフルモデルチェンジを果たしました。
大容量9kgモデルもラインアップ
新しい乾太くんデラックスタイプは、乾燥容量6kgと9kgのモデル(現行タイプは3,5,8㎏)を取り揃え、大容量化ニーズに応えています。
シンプルで洗礼されたデザイン・充実した機能性
シンプルなダイヤル式の操作パネルが採用され、上部操作パネル仕様をラインアップ。設置方法の多様化にも応えています。
スマホアプリに対応
専用の「リンナイアプリ」をインストールして「乾太くん」を登録すれば、スマートフォンで残時間の確認や完了通知を受け取ることができ、乾燥完了後の取り忘れも防止できます。
その他にもLED証明の採用やフィルターお手入れの簡素化。さらにはプラズマクラスター搭載等うれしい機能が満載です!
参考:リンナイ公式サイト
乾太くんユーザーの声【SNSでも話題沸騰中!】
オール電化住宅でも乾太くんはおすすめ:まとめ
乾太くんはその機能性から、電気式を含めて乾燥機の中では一番人気があります。
ただ、オール電化住宅で乾太くんを使用するためには、都市ガスかLPガスの契約、ガス配管工事が必要となります。
オール電化でガス代の支払いがなくなったのにと思うかもしれませんが、メリットを考えると設置する価値は十分にあると言えます。
費用面を重視するのであれば、電気式の乾燥機やドラム式の洗濯乾燥機もありますが、乾燥までの時間、仕上がりの質などは乾太くんには到底及びません。
弊社が設置したお客様の中には、乾太くんではなく乾太さまと呼ばれる方もいらっしゃいます。
是非この機会にガス衣類乾燥機【乾太くん】をご検討ください。
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【執筆者】毎日リビング株式会社 代表取締役 上野 健太
ガス業者・宅建士としての実務経験を活かし、お客様の立場で記事を執筆しています。
このサイトから多数の乾太くん設置依頼を受けています。(NHK・経済誌の取材実績も)