初めて戸建てを売却される方、売却をお考えの方のために、初心者向けの土地売却のポイントを解説いたします。

家がいくらで売れるか相場を確認する

自分の家の相場価格を把握しておくことをおすすめします。

不動産仲介会社が提示する価格が、果たして相場に基づいた正しい価格なのかどうかを判断するためにも、あらかじめ自分の土地の相場価格を把握しておくことをおすすめします。

  • 売却価格を確認する

    不動産売買情報サイト(ふれんず/HOME’S/スーモ/アットホーム 等)などを利用して、自分の家の規模と地域が同じ物件を検索し売却価格を確認します。同じ地域であれば、多少の幅はありますが、極端な価格差がみられることはまずありません。

  • 査定を依頼する

    目安としては、査定会社は3社までにおさめることをお勧めします。それ以上に依頼すると、やり取りが大変なのはもちろん、情報を整理する事も大変です。 査定結果は、そこまで大きな差がつくことはないため、おおよその価格帯が見えてきます。

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可能な範囲で家の掃除と補修や断捨離もしよう

不動産仲介会社が現地に査定に来る前に、できるだけ土地の整備をしておきましょう。

相場価格は、その物件について特に大きな問題(故障や修繕等)がない場合の価格です。
一軒家の売却価格は相場価格をもとにして査定されますが、家の外や中の状態も査定する際の大きなポイントになります。 その状態についてはリフォームや修繕が必要となる部分はないかを、こと細かくチェックされることになります。 修繕箇所があれば、相場価格や机上査定で提示された査定価格を下回り、修繕に必要な費用を差し引いた安い金額で販売される可能性が高くなります。 購入者がリフォームや修繕にかかる費用を見越しての売却金額設定となるためです。

机上査定

机上査定とは物件の見学は行わず、周辺の類似物件の売出事例や成約事例、市況を加味した上で、おおよその査定金額を算出する査定方法のことです。
  • 補修や修繕
    可能であれば、自分でできる範囲の補修や修繕をしておきましょう。 DIYがお好きな方であれば、部品をホームセンターで購入し、障子の張り替えや網戸の張り替えなど割と簡単に自分で出来ると思います。 最近は、工具も簡単に手に入りますので自分でできる箇所も多くあります。 その他の部分も、自分で補修できそうであれば、できるだけ手を入れてみましょう。
  • 掃除
    普段は見落としがちな部分も含めて、丁寧に掃除しておきましょう。 年に一度の大掃除レベルを査定前にすることで、査定時のポイントアップにつながります。 頑張って床のワックスがけやお風呂の床の黒ずみを落としたりもしてみましょう。
  • 断捨離
    不要なものを断捨離しましょう。
    不要なものを片付けることで空間が広く感じられ、家が綺麗に見えます。 家具や物が多い家は、その背面の壁が見えなかったり、床の変色が起こるなど、購入者にとってマイナスな印象を与えることが少なくありません。 不要なものを片付けることによって、引越しの際も楽になるため、良いことだらけです。

その努力が実り、「普段からきれいに使っているな」と思ってもらえれば、査定額に多少の影響が及ぶだけではありません。 不動産仲介会社が、購入を検討している見込み客を案内する際に、「大事に住んでおられましたよ」と強くすすめてくれることもあります。

複数の仲介会社に価格を査定してもらう

売却価格の査定は複数の不動産仲介会社に依頼しましょう。

家の補修や細かい部分まで手を入れた掃除を終えたら、不動産会社に査定を依頼しましょう。
不動産仲介会社がおこなう査定は2種類あります。まずは、2~3社に机上査定をしてもらい、その中で対応がよい会社を数社選び、訪問査定をしてもらいます。

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査定を依頼する仲介会社は、物件に近い会社を選ぶ

売却価格の査定は複数の不動産仲介会社に依頼しましょう。

不動産仲介会社はかなりの数があります。全国に支社や営業所を持つ知名度の高い大手の会社もあれば、福岡県内のみに営業拠点を持つ会社、駅前の店舗ひとつで長年にわたって営業を続けている地域密着の個人経営の会社、など事業規模はさまざまです。

ある程度の社数に絞り込むポイントは「自分の一軒家の近所にある不動産仲介会社に査定を依頼する」ことです。会社の規模によって販売方法はさまざまですが、売却物件の近所を営業エリアにしている会社であれば、相場はもちろんのこと、購入希望者も多くいる可能性が高いです。半径1~2㎞圏内を中心に絞り込みましょう。

また、同じ地域で2社を競合させるのも良いかと思います。
直接会社に訪問することも良いですが、まずホームページでその会社を調べて、信頼できる会社か、自分に合った会社を選んでみましょう。

仲介会社は会社の規模ではなく、担当者で選ぶ

信頼できる担当者を選ぶことは不動産売却についてとても重要なことです。

ホームページを持っている会社も多く、サイト上で一軒家の物件情報を入力して査定を依頼できる会社もありますが、それらを使うだけで済ませるのではなく、必ずその会社に出向いて担当者と話をすることが大切です。
自分の家の売却を担当する営業担当者の力量次第で高く・早く売れるか、また、希望どおりの条件や価格で売れるかが変わります。
なかなか売れず、売却価格の値下げを提案されてそれに応じたものの、それでも売れず、最後は焦ってたたき売るような感覚で安く売ってしまう、そのようなケースも実際にあるのです。

信頼できる営業担当者のポイント

  • 提示した査定金額について、その根拠を明示して説明してくれるか。
  • 不動産売却の初心者であると知って、態度を変えたりしないか。
  • 質問に対して誠実に回答してくれるか。
  • 十分な話をしていないのに、しきりに媒介契約を急かして進めようとしないか。

初心者には「一般媒介」の仲介契約がおすすめ

不動産売却の仲介契約ですが、「媒介契約」とよばれ、「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」の3種類があります。

初めて土地を売却する初心者には、「一般媒介」をおすすめします。
「専任媒介」と「専属専任媒介」は1社とのみ仲介契約を結ぶのですが、「一般媒介」は多数の仲介会社と同時に媒介契約をすることができます。
初心者には、数多くある不動産仲介会社の中から、最も信頼できる1社を選ぶことが難しいため、「この会社なら」と判断された数社と同時に媒介契約を結ぶ「一般媒介」をおすすめします。

媒介契約の違いについて詳しく見る