売却物件の地域に上手く営業できる不動産会社選び
マンション売却における不動産会社選びのポイント
マンションをはじめ「住宅」を売却するときのターゲットは、基本的にはそのエリアに住んでいる人になります。 つまり、地元の人がメインターゲットになるので、その地元の人に上手く営業できる不動産会社選びが大切です。 そのようは不動産会社選びには、以下2点を重視しましょう。
ノウハウがある不動産会社
まず、その地域でマンション売却実績が豊富な不動産会社を選びましょう。
「福岡県の○○市○区」のように、より詳細な住所で売却実績がある不動産会社が理想です。
売却実績が豊富な不動産会社の強み
- ターゲットを熟知している
- 営業資料や情報・知識が豊富
エリアによってターゲットの嗜好性は異なります。
たとえば、「成績の良い学校区」「治安」「周辺施設の利便性」など、重視するポイントが異なるので、そのポイントによって自分のマンションのどの部分をアピールすれば良いかが変わります。
アピールポイントが分かるということは、広告内容も変わってきますし、集客に大きな影響も与えます。また、売却実績があるということは、そのエリアについての情報や知識が不動産会社に蓄積されていたりするということです。
それは成約率の向上につながってくるので、売却実績のある不動産会社の方が、マンションを高く・早く売れる可能性が高いのです。
知見のある営業マン
不動産会社に査定依頼をすると、訪問査定をしてきた営業マンがそのまま売却担当になることが一般的です。
いくら上記のようなノウハウがある不動産会社でも、実際に接客する営業マン次第で、そのノウハウが活かせるかどうかが変わってきます。
そのため、福岡で実績のある不動産会社であり、かつ営業マンがきちんとエリアを理解しているかを確認しましょう。
営業マンの質を理解するためのヒアリング項目例
- このエリアの強みを一言でいうと?
- 教育、商業、医療、どの施設に強いエリア?
- 今後の資産価値はありますか?
上記3つを聞けば、購入検討者が気にするであろう最低限の内容を、営業担当が理解しているかどうか確かめることができます。
仲介手数料の確認
仲介手数料はマンション売却時の諸費用の中で最も高額な支出なのできちんと見比べましょう。
仲介手数料の上限
仲介手数料は、物件価格によって、不動産会社が買主・売主に請求してよい手数料の上限が以下のように決まっています。
信頼できる営業担当者のポイント
- 物件価格(税抜き)が200万円以下:物件価格×5%
- 物件価格(税抜き)が200万円超~400万円以下:物件価格×4%+2万円
- 物件価格(税抜き)が400万円超:物件価格×3%+6万円
仲介手数料が安い会社の注意点
前項のように、仲介手数料は数10万円~100万円を超える場合もあります。そのため、「仲介手数料半額!」などをアピールしている不動産会社は、売主にとっては大変ありがたい存在です。 しかし、仲介手数料が安い不動産会社は、以下のようなデメリットがあるので気を付けましょう。
仲介手数料が安い会社のデメリット
- 広告費を絞る可能性がある=告知が行き渡らない
- 担当者がたくさんの物件を担当している可能性がある=販売意欲が弱くなる(1物件にかける労力が減る)
手数料収入が減る分、広告費と人件費を削減せざるを得ないということです。
仲介手数料が安い不動産会社を選択するときは、上述した「不動産会社の見極め」を特に慎重に行いましょう。
事前準備を怠らない
売却価格の査定は複数の不動産仲介会社に依頼しましょう。
地方都市は、首都圏に比べると、どうしてもエリアによる集客のバラつきが大きくなります。
そのため、少ない集客でも成約率を高めなければいけません。
営業担当者がいくら良い接客をしても、部屋が汚れているなど、内見者の印象が悪ければマンションは売れません。
少ない集客であっても成約率を上げるために事前準備をしっかりしましょう。
事前準備のポイント
- 見学者が来る前に掃除をする
- 定期的に換気をしておく
- 特に水まわりは綺麗にしておく