「知り合いに不動産業者がいるけど不動産売却を頼んでも問題ない?」
こんな疑問にお答えします。
結論、不動産売却を知り合いの業者に頼むのはNGです。
ただし、自分の兄弟や親などの近親者の場合はもちろん頼んでもOKです。トラブルが起こってもお互いで責任をとれますし、縁が切れないからです。
今回は不動産売却を知り合いの業者に頼んではいけない理由を詳しく解説していきます。
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不動産売却を知り合いに頼んではいけない理由
最初に不動産売却を知り合いに依頼するのはNGと断言しました。
その主な理由は以下の3つです。
- 個人情報が丸裸にされる
- 知り合いの業者が不動産売買の知識があるかわからない
- トラブルが起こると縁が切れてしまう可能性がある、言いたいことが言えない
順に解説します。
①個人情報が丸裸にされる
不動産を売却する際は、不動産会社は依頼主からさまざまな個人情報を収集しなければなりません。
- 売却理由(借金返済、離婚など)
- 住宅ローン残債がある場合は貯金の額
- 住み替え(買い替え)の場合は年収 etc…
プライベートな付き合いが深いほどこのような情報提供はためらうのではないでしょうか。
②知り合いの業者が不動産売買の知識があるかわからない
ただでさえ一般の方にはわかりづらい不動産業界。不動産会社といってもすべての業者が売買仲介をしているわけではありません。
不動産業は主に以下の業務に分けられます。
- 不動産賃貸仲介
- 不動産賃貸管理
- 不動産賃貸(オーナー業)
- 不動産建物管理
- 不動産売買仲介
- 不動産買取
ざっと挙げただけでもこれだけの種類があります。他にも競売、任意売却、買取転売、リフォームなど細かく分けるとさらに種類が増えます。
もし、不動産業者の知り合いがいる方は、その知り合いがどの種類の不動産業務をしているのか、得意としているのかわかりますか?そもそもその方がキチンと仕事ができると断言できますか?
不動産売却を依頼するには、上記で挙げた不動産売買仲介を専門または得意としている業者に依頼しなけらばならないのです。
売り側の不動産業者は、買い手または買い手側の不動産業者ともさまざまな調整が必要になります。不動産売買仲介の経験がなければ話がうまくまとまりません。
参考:家を売るときの進め方がわからない!不動産売却における6つのステップ:不動産会社の種類
③トラブルが起こると縁が切れてしまう可能性がある
不動産売買はとても大きなお金が動きます。遠慮して言いたいことが言えない場合は、売却がスムーズに進みません。損する可能性も大いにあります。
仮に、その知り合いが不動産売買を得意としていても、プライドや見栄で「いいとこを見せてやろう・高く売ってやる」と気負っていつまでも売れない可能性があります。
また、相続や住み替え以外での不動産売却はマイナスな要素が多くあります。
例えば離婚が原因で不動産を売却するときなどは、双方の意見の調整も必要となるため、どちらかに肩入れするとトラブルになります。
せっかく良い付き合いをしていたにも関わらず、実際にトラブルになるとその知り合いとは縁が切れるかもしれません。
参考:不動産売却時のトラブル【離婚編】3つのポイントで事前に回避!
不動産売却を知り合いに頼むメリットはない
デメリットがあればメリットもあるだろうと思うかもしれませんが、正直に言います。
不動産売却を知り合いの業者に頼んでメリットはありません。
知り合いだから融通がきくのでは?と思う方もいるかもしれませんが、優良な不動産会社の優秀な営業マンの方がもっと融通がききます。
知り合いだから仲介手数料を割引してもらえるのでは?と思う方もいるかもしれません。
不動産仲介会社は仲介手数料で会社経営が成り立っています。最初から値引きを要望すると相手も気持ちがいいものではありません。
知人に紹介された不動産業者なら大丈夫?
直接の知り合いではないので問題はありませんが、先述した通り、どの種類の不動産会社なのか、信頼できるのかを見極めた上で判断してください。
また、紹介であればその知人の顔も立てなければなりません。言いたいことが言えなかったり、相性が合わなくても断りづらくなったりします。どう考えても面倒くさいですよね。
やはり、知人から紹介された業者でも依頼しない方がよいでしょう。
不動産売却はプロの不動産仲介会社に依頼しよう:まとめ
数多く不動産会社が存在する日本では、「知り合いに不動産会社に勤めている人がいる」「知り合いが不動産会社を経営している」という人も多いでしょう。
しかし、不動産の仲介は、知り合いではない不動産売却のプロである業者へ依頼するのがおすすめです。
おさらいですが、デメリットをまとめると以下の通りです。
- 個人情報が丸裸にされる
- 知り合いの業者が不動産売買の知識があるかわからない
- トラブルが起こると縁が切れてしまう可能性がある
- 言いたいことが言えない、断りづらくなる
個人的に信頼できる、良い人だと感じていても、仕事ぶりも同じように信頼できるかどうかはわかりません。
不動産売却は、仲介会社や担当者で売却価格や売却にかかる時間が大きく左右されます。
念を押します。トラブルを避けるためにも知り合いではなく、プロの不動産業者に不動産売却を依頼することをおすすめします。
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