「不動産を売却したいけど、不動産会社はどうやって選べばいいの?」
「信頼できる不動産会社の見分け方は?」
こんな疑問にお答えします。
家や土地といった不動産を売却する際、不動産仲介会社に依頼することが一般的です。
しかし、不動産会社は全国で約13万社もあります。よく見かけるコンビニでも約6万店と不動産会社の約半分なのでその多さがわかりますよね。
その数ある会社の中で、どの会社を選べばいいのでしょうか。
不動産は売るにも買うにも大きな金額が動くため、信頼できる仲介会社に依頼しないと損をしてしまう可能性もあります。
そこで、今回は信頼できる不動産仲介会社を見分ける5つのポイントを紹介します。
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目次
物件があるエリアの不動産仲介会社を選ぶ
一つ目のポイントは、売却する物件がある地域の不動産仲介会社を選ぶことです。
その地域の会社であれば、その地域の物件の売買価格の相場をよく知っているだけでなく、地域の特性や住環境などの知識も多く、パートナーとして信頼できます。
その地域で物件を探している顧客を既に確保していることも多く、物件を売却する場合は、短期間のうちに売買契約がまとまることもあります。
対応の良さで選ぶ
二つ目のポイントは、「対応の良さ」です。
その地域の不動産仲介会社のうち、なんとなくでいいので、「ここは良さそうだ」と感じた数社にその会社のサイトから問い合わせをしてみます。もしくは電話で問い合わせをしても良いでしょう。その時の対応を比較して、信頼できると感じた不動産仲介会社に依頼することをおすすめします。
基本的な部分ですが、一番重要なのは担当する営業スタッフが信頼できるかどうかです。
メールであれば文面から、電話であれば話し方から相手の人柄が伝わってきます。それぞれ、丁寧な文体、口調であることはもちろんですが、それ以外にチェックすべき点があります。
以下の3つは特に気を付けてチェックしてください。
できるだけ専門用語を使わず、誰にでも理解できるようなやさしい言葉に置き換えて話をしてくれるか
不動産業界、また不動産取引、その他物件に関しては、専門用語や難しい法律用語が多数あります。
不動産関連の仕事をしている人にとっては日常的に使っている言葉でも、そうでない人にとっては聞き慣れない特殊な言葉であることも多くあります。
相手のことを考えて、できるだけわかりやすい言葉を使って説明できる担当者は顧客の立場で仲介取引を行うことのできる、信頼できる人であると考えていいでしょう。
こちらの希望を把握して真剣に考えてくれるか
どこの不動産仲介会社も「売却案件」を求めています。物件価格が高額であれば、不動産仲介会社が得る仲介手数料も高額になるため、売らせてもらいたいと考えるのは当然です。
しかし、言葉巧みに高額査定(相場からかけ離れた金額)をしてなかなか売れずに時間が経過しており、ほったらかしにしている場合もあります。
一番高く査定してくれたからという理由でその仲介会社を選ぶと、このように”売れない”というリスクを伴います。
自分や自社の利益だけを考えている人ではなく、あなたの意向を尊重し、あなたにとって良い売却方法を考えてくれる姿勢を感じることが重要です。
話をはぐらかしたり、ぼかしたりしないか
前述の内容と関連しますが、物件のいいところばかりアピールして、デメリットの部分や不十分な部分を説明しない、尋ねたことに対して回答をせず、話をはぐらかしたりぼかしたりする、そのような担当者は信頼できないと言っていいでしょう。
会社は利益を追求し、営業マンは自分の営業ノルマを果たすことを考えています。それは当然のことであり、悪いことではありません。
しかし、家を売る側にとっては一生に一度となるような大きなお金が動きます。売る方の希望が最優先され、その希望にできるだけ合う売却をしてもらうことが本来のありかたです。
そのことがないがしろにされ、会社や営業担当者の都合が最優先されるなどは、売る側からすれば許しがたいことです。
物件の査定をしてもらう際にそのような気配を感じたなら、その不動産仲介会社に売却の依頼をするのはやめたほうがいいでしょう。
- 複数の不動産仲介会社に問い合わせをしてみよう
- 営業担当者が信頼できる人物か見極めよう
メールか電話で問い合わせをして良い印象が感じられなければ、その会社に依頼するのはやめた方が無難
不動産業の免許を確認する
三つ目のポイントは、最も基本的な事柄ですが、不動産業の「免許」を確認することです。
不動産仲介会社は、宅建業法に定められた「宅地建物取引業免許」が必要です。ひとつの都道府県内でのみ営業する会社は「都道府県知事免許」、複数の都道府県に営業拠点を持つ会社は「国土交通大臣免許」が必要になります。
しかし、無免許で営業している会社が存在することも確かです。会社の看板を掲げず、個人で営業活動を行っている「不動産ブローカー」と呼ばれる会社も存在します。
宅地建物取引業の免許は、営業所に掲示することが義務づけられており、来訪者が簡単に確認できる場所に掲示することとされています。
不動産会社を訪れる際には、免許証が社内にきちんと掲示してあるか確認しましょう。
また、免許のある会社についても、過去に行政処分を受けた経歴がないかどうかを確認した方が安心です。免許番号の確認、行政処分の情報は国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで確認することができます。
問い合わせた会社が「宅地建物取引業免許」を持っているか確認しよう
いくら高く売ってくれる会社や買取してくれる会社でも、不動産業の免許が無ければ警戒しよう
複数の不動産仲介会社に依頼しよう
四つ目のポイントは、不動産を売却する場合は、1つの会社だけでなく2,3社の会社に依頼することです。
不動産売却の場合、「専任媒介契約」を勧めてくる会社が多くあります。
専任媒介契約には、メリットもあればデメリットもあります。メリットだけを強調してすすめてくる会社は避けた方が良いです。
また、複数の会社に依頼すると、売却査定額にも差が出ることがよくあります。これは、物件を見る目が違うといったことではなく、不動産仲介会社によってその物件の売却を得意としているかどうかで差が出ているのです。
ただ、前にも述べた通り一番高い査定額を提示してきたからといって、仲介会社をすぐに決めるのはやめましょう。
売る研では、一般媒介契約をおすすめしています。専任媒介で不動産会社を1社に絞ってしまうと、早く売れることよりも手数料を稼ぐことが優先されてしまう可能性があるからです。
- 複数の不動産仲介会社に問い合わせをしよう
- 売却の場合、物件により得意・不得意があるので、よく見極めることが重要
多くても3社程度にするのが無難。多数の会社に依頼すると取りまとめが大変
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大手の会社が信頼できる会社だとは限らない
五つ目のポイントは、全国に営業所などの拠点を持つ会社や、株式市場に上場しているなどの有名な会社が、必ずしも信頼できる会社であるとはいえない、ということです。
「大手だから信頼できる」と直結して考えると失敗します。
大手の会社が無免許であったり、反社会的勢力であることはまずありえませんが、それ以外の点は会社の規模にかかわらず、ご自身が実際に確認して判断すべきかと思います。
特に担当者の対応は、会社の規模によって決まるものではありません。不動産会社に売却を依頼するのですが、実際は自分の不動産を売ってくれるのは「担当営業マン」です。担当の営業マンを見極めない限りは、自分が望む売却はできないと言えます。
- 会社の規模で良し悪しを見るのではなく、あくまでも営業担当者の対応が重要
- 大手の会社にもメリット・デメリットはある
根拠もなく、相場より高い金額、良い話ばかりする営業担当者は警戒が必要
参考:マンション売却するときは「大手」と「中小」どちらの不動産会社に依頼したらいいの?
一度で複数の不動産会社に依頼できる一括査定サイトを利用しよう:まとめ
全国には多数の不動産仲介会社があります。無免許の会社は論外として、その良し悪しは広告を見ただけ、ホームページを見ただけで分かるものではありません。
また、会社との相性、担当する営業スタッフとの相性といったものもあるため、他人の評価をそのまま鵜呑みにして良し悪しを判断することは間違いです。
物件がある地域すべての不動産仲介会社に個別に連絡をとることは難しいので、以下で紹介する一括査定サイトを利用して、不動産会社をピックアップしましょう。
不動産売買はとても大きな金額が動く取引になります。どちらも一生のうちに何度も行うものではありません。
それだけに、少々時間をかけてでも信頼のおける不動産仲介会社を探しましょう。また、一社にのみ依頼するのではなく、何社かに依頼して、より多くの情報を集めることが、希望する条件に合った取引ができる近道です。
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