親御さんが住んでいた家を相続すると、多くの方が「何から始めればいいの?」と戸惑うことでしょう。特に空き家になる場合は、管理の手間や維持費も心配の種。
ここでは、相続直後の判断から手続き、リスク、そして不動産売却に至るまでの流れを、実際のご相談事例を交えて詳しく解説します。
実家・空き家を相続したら最初に確認すべき3つのポイント
① 相続人を確定する
まずは「誰が引き継ぐか」を明確にしましょう。兄弟姉妹が多い場合、安易に「共有名義」にすると、将来の売却時に全員の同意が必要となり、トラブルの元になります。
結局、売却までに3年以上を要し、その間の固定資産税も大きな負担となってしまいました。
参考:【実家を兄弟で相続】ありがちなトラブルを6つのステップで解決
② 相続不動産の名義・権利関係を確認する
登記簿をチェックし、現在の所有者を確認します。古い家では名義が亡くなった祖父母のまま止まっているケースも多く、その場合は遡って手続きが必要になるため、早めの確認が不可欠です。
③ 家の状態・市場価値を知る
不動産会社に査定を依頼し、「売れる資産か」「修繕が必要か」を把握しましょう。建物を活かせるのか、解体が必要なのかで、その後の選択肢は大きく変わります。
参考:不動産売却は相場を知ることから始めよう!宅建士が4つの調べ方を解説
相続後に必要な手続き
① 相続登記(名義変更)の義務化
2024年4月から、相続登記が法律で義務化されました。相続開始を知った日から3年以内に完了させないと、10万円以下の過料を科される可能性があります。また、放置すると将来の売却ができなくなるリスクもあります。
参考:【相続登記の義務化】押さえておきたい3つのポイントを解説
② 固定資産税の確認
空き家でも税金は毎年発生します。放置して「特定空き家」に指定されると、優遇措置が受けられなくなり、税額が最大6倍に跳ね上がることもあるため注意が必要です。
参考:特定空き家は売却できる?売却にかかる税金や解体費用も詳しく解説
③ インフラ・保険の整理
電気・ガス・水道等は早めに停止、または名義変更を行います。ただし、火災保険は売却完了まで継続することをおすすめします。万が一の火災や倒壊時に補償がないと、多額の賠償責任を負う恐れがあるからです。
空き家を「放置」するリスク
急激な劣化
人が住まない家は、湿気やシロアリにより驚くほど早く傷みます。
ご近所トラブル
庭木の越境、害獣の住み着き、放火や不法投棄のターゲットになる危険もあります。
価値の低下
不動産価値は時間とともに下がります。「あの時売っておけば」と後悔する前に、早めの決断が重要です。
参考:空き家管理が必要な4つの理由と5つの方法【空き家売却のメリットも解説】
「売却」を選ぶ場合のステップ
実家を離れている方に最も選ばれているのが「売却」です。
信頼できる不動産会社選び
一括査定サイトなどを活用し、2〜3社を比較しましょう。特に女性からは「質問しやすさ」を重視する声が多いです。地域に詳しく、根拠のある査定価格を出してくれる担当者を選びましょう。
不用品の片付け
実家の片付けは心身ともに大きな負担です。最近は「遺品整理+売却サポート」をワンストップで行う業者も増えています。
参考:不動産売却では残置物がトラブルを招く!【処分方法とコツを解説】
売却活動・引き渡し
内覧の際は、庭の草刈りなど「第一印象」を整えるだけで成約率が上がります。売却後は翌年の確定申告を忘れないようにしましょう。
参考:不動産を売却したら確定申告が必要?3つのポイントで徹底解説
迷ったら専門家へ相談を:まとめ
「親に申し訳ない」「思い出を壊したくない」と、感情面で悩まれるのは当然のことです。しかし、放置してボロボロになることこそ、家にとっても親御さんにとっても悲しい結果かもしれません。
まずは現状を整理するために、不動産会社や司法書士など、お気持ちに寄り添ってくれる専門家に一度相談してみることから始めてみませんか?

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