「福岡の不動産を売却したい」
「福岡の地価は上昇してる?売り時はいつ?」
こんな要望にお応えします。
土地の売却を検討している人なら一度は気になる「地価」。自分の持っている土地が他の地域と比べて価値があるのか・・・凄く気になりますよね。
もし地価が上昇傾向なら売り時ですし、下がっているなら売却タイミングを再検討しなければならないかもしれません。
どちらにしても、自分の住む地域の地価が他の地域に比べてどうなのか知ることは、土地を売却する人にとって必ずプラスになります。
そこで今回は福岡の地価が全国的にどのくらいなのか、国土交通省が発表した2023年の公示価格データから検証してみました。
【2024年最新版】福岡の地価公示情報は以下をご参照下さい。
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000432.html
記事を最後まで読めば、全国の地域と比較して、福岡の土地の価値は高いのか低いのかわかります。
福岡の土地の価値は全国何位なのか
各都道府県の最新の地価データは国土交通省のホームページで簡単に閲覧できます。
現時点での最新データである2023年の地価を比較しています。
それでは、実際のランキングを見てみましょう。
公示地価都道府県ランキング
2023年の公示地価都道府県ランキングは以下のようになりました。
1位 | 東京都 | 383万3,615円/坪 |
2位 | 大阪府 | 105万4,516円/坪 |
3位 | 京都府 | 94万1,847円/坪 |
4位 | 神奈川県 | 89万2316円/坪 |
5位 | 愛知県 | 73万8007円/坪 |
6位 | 福岡県 | 68万3013円/坪 |
見事、福岡県は全国都道府県の中で6位を獲得しています。
埼玉・兵庫県などをおさえて6位に入っているため、十分に「地価が高い県」といえるのではないでしょうか。
福岡県内の土地動向
福岡県は北部の北九州地区、その南に位置する筑豊地区、天神や博多で有名な福岡地区、南部の筑後地区の4つに大別されます。
その中で、地価上昇の最も大きな要因となっているのが福岡地区の中心地福岡市です。
福岡市の土地動向について深掘りしていきましょう。
2009年のリーマンショックから、福岡の公示地価は下落を続けていました。下落は留まることを知らず、公示価格は平成25年まで減少を続けます。
一時は商業地において約29%減したりと、氷河期ともいえる時期を迎えました。しかし2015年からは上昇に向かい、現在も上昇し続けています。
経済特区に指定されたのが影響したのでしょう。福岡県内の他地区はもちろんのこと、福岡県外・国外からもたくさんの投資家が福岡市の土地に注目しています。
長かった減少傾向から脱却した今、福岡の地価は長期の上昇傾向が続くとみられています。
\売り時を逃して損する前に!/
博多駅周辺と天神から上昇傾向が始まった
福岡の地価は2009年以降、ずっと下降を続けていましたが、2015年から上昇に転じました。最も早く上昇の兆しを見せ始めたのは、博多駅周辺です。
理由は一目瞭然。2012年の「JR博多シティ」のオープンです。
未だに来訪者数が安定しており、昨今博多駅の隣接地に「KITTE博多」「JR JP博多ビル」もオープンしました。
九州一の繁華街である「天神」エリアも、「博多駅」エリア同様、いち早く地価上昇に転じました。
明治通り周辺エリアの再開発や、新規出店したテナントなど人気が集中。未だにテナント利用の競争が激しい福岡県ナンバーワンの商業地です。
「天神・大名」「博多駅周辺」が地価上昇の傾向を見せ続ける限り、福岡市は全国ランキング5位以内をキープし続けるでしょう。
福岡市及び近郊は商業地だけでなく、住宅地の地価も全体的に上昇傾向です。
実際に行われている不動産売買取引においても、全体的な地価上昇に伴って、取引価格が若干の上昇を見せています。
やはり福岡県の商業地が活発化すると、住宅地も比例するように人気になるのでしょう。
なぜ福岡の土地は評価が高いのか
ここまで、福岡市の地価の最新動向を紹介してきました。
しかしここまで読んでくれた人の中には「福岡市の地価が全国的にも高いのはわかった!しかし、なぜ地価が高いのかがわからない」と思っている人もいるはず。
そこでここからは、「なぜ福岡市の地価が高いのか」という、その理由を解説したいと思います。
大陸に近い立地が魅力
福岡県は韓国や中国など、アジア方面に近いという立地を活かして栄えてきました。
今でも福岡空港や博多港から入国した外国人の数は、毎年連続で史上最高記録を更新しています。
外国人が沢山来ると、当然商業地が栄えます。街が栄えると地価は上昇します。
福岡市の地価が上昇傾向なのは、外国人訪問客の増加が理由と言っても過言ではないでしょう。
昨今は中国人富裕層のための免税店の整備なども進められており、今後も新たな発展の可能性を持った地域として全国的にも注目されています。
「世界の住みやすい街」22位にランクイン
2022年6月16日に発表された「モノクル世界で最も住みやすい都市ランキング2022」では、福岡が22位にランクインしています。バランスの良い日本の都市と評されています。
福岡市は2008年に17位で初ランクイン、以来2016年の7位を最高ランクに2019年まで毎年ランクインしています。
東京が第6位、京都が20位と日本からランクインしたのは、この3都市だけです。
このランキングは世界各地にいる特派員が以下の条件をチェックして順位をつけています。
- 治安の良さ
- 医療・教育制度の充実
- ビジネス環境の充実
- 都市としての機能性(インフラの充実など)
- 海や山など大自然へのアクセスの良さ
- 外食にかかる費用
これら以外にも「バーの閉店時間」など細かいところをチェックしているので、「住民目線」のランキングになっているのです。福岡がランクインした理由について、同誌では下記のようにコメントしています。
「福岡は人口の増加率が日本で最も高く、港も日本で一番人気がある。モノの値段は手頃で、食事もおいしい。海も山も車ですぐの場所にあるのも高評価できる」。つまりは日本だけに関わらず、世界的にも認められているのです。
世界の名だたる都市の中で、福岡が世界22位にランクインしているのは、福岡の地価が上昇する十分な理由といえるでしょう。
法人税の大幅減など経済特区としてのサポート制度が充実
経済特区に指定された福岡市は住みやすい環境や、起業に向けたサポート体制が充実して企業や若者にも魅力的なエリアです。
とくに最大で2割という法人税の減免措置は大きな魅力でしょう。「世界で最もビジネスしやすい環境」を目指して、経済特区の法人税が20%削減されます。
これが導入されれば、福岡に拠点を置く企業がさらに増える可能性もあります。また外国人に対する待遇の良さも、福岡市の魅力の一つです。
現在、外国人が日本国内で創業するには、在留資格の取得や資金面などの高い壁が課されています。しかし福岡市では要件が整っていない場合であっても、事業計画の提出と役所の確認など簡単な手続きで創業が可能になりました。
日本人はもちろん、外国人企業家にとってもビジネスがしやすい環境が整備されています。
不動産売却の知識を身につけて不動産会社に依頼しよう:まとめ
以上、「福岡の地価は全国的にどのくらいなのか」というテーマのもと、様々な情報を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
今回紹介した知識を活かせば、土地を売却する人にとって必ずプラスになるでしょう。
土地売却のタイミングを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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